【Shopify】FAX地獄から脱出!B2B受注システムを専用開発より安く作る方法
皆さんに聞きたいんですが、いまだに 「FAX」 で受注管理してませんか?
朝出社すると、複合機からベロベロ〜っと吐き出された100枚以上の注文書(PDFかもしれませんが)それを一枚ずつ確認して、基幹システムに手入力して、年末の繁忙期なんて「これ今日中に終わんねーよ!」と絶望する……。これ、僕も昔そういう会社にいたから分かるんですが、マジで現場は疲弊します。
「いい加減、オンラインで受注したい。誠に勝手ながら、専用の受注システムを1から作るなんて、見積もり見たら数百万、数千万……そんなの無理だよ!」 って諦めてる担当者の方。
実は、Shopify(ショッピファイ)を使えば、その悩み、爆速かつ低コストで解決できちゃうんです。
「え、Shopifyって普通のECサイト(ネット通販)を作るためのツールでしょ?」 って思うじゃないですか。
実は、Shopifyの仕組みを「ちょっと賢く」使うと、そこらへんの専用システムよりずっと便利で強力なB2B受注システムが作れるんですよ。
この記事ではECサイトのシステムで作るBtoBの受注管理システムを作る必須要件から「出来る!」中身、そしてECサイトのシステムだからこそついてくるおまけの仕組みが、めちゃくちゃ業務の成長にも役に立つ事を解説していきます。
目次
B2Bサイトに絶対欲しい機能はShopifyでこう作る
B2B(卸売り)の取引って、普通のネット通販とはルールが違いますよね。 最低限、必要な機能をまずは確認しましょう
1. お客さんごとの価格出し分け
「A社さんは3掛けだけど、B社さんは実績があるから2.5掛け」みたいな調整、絶対ありますよね。ってか無いとシステムとして成り立たない最重要要件のはずです!
これをShopifyでやるには、Wholesale(卸売り)系のアプリを使います。 これを使えば、
- 会員ランク別価格: ゴールド会員は30%OFF、シルバーは20%OFF。
- ボリュームディスカウント: 100個以上買ったらさらに安く。
- 個別設定: 特定の商品だけ、特定のお客さんに特別価格を提示。
shopifyは顧客機能とアプリを使うことでこれを実現させます。
価格の出しわけは出来ちゃう
こちらを見てください。
ログインしてない時は上部の定価のみが表示されているのですが、ログイン時には会員価格になっています。
お客さん毎にこの会員価格を入れ替えることが可能なので、7掛けのお客さんも8掛けのお客さんも同じ画面で買い物行動を済ませられます。
もちろんお客さんは自分のステータスがどうの。
なんて知らせなくていいわけなので、そのお客さんだけの注文画面に早変わりです。
基本的には顧客情報に「タグ」を付けるだけで「上顧客」タグなら7掛け、「中顧客」タグなら8掛け。とかお好きに設定が出来るわけです(中顧客って言い方はどうかと思うが)
あと、ボリュームディスカウントも適用できるので、100本以上買ったら4割引きとか、そういった設定も可能なんですよ

2. 見積もり依頼の自動化
「いきなり買う前に、大口だから交渉したい」という要望。これもアプリでサクッと解決できます。
具体的には 「B2B Login/Lock & Hide Price」 や 「Request a Quote」 系のアプリを導入します。そうすると、商品ページに「見積もりに追加」ボタンを置いておけるようになるんです。
お客さんはカートに入れる感覚で、見積もりを依頼するだけ。
運営側は管理画面でポチポチっと価格を書き換えて、「この数量なら、特別にこの価格でどう?」とメールを送れば、お客さんはそのメールから直接決済画面に飛んで注文を完了させられます。
いちいちエクセルで作成して、PDFにして、メールに添付して……なんて作業、もういりません。

お客さんはこんな感じで、見積もりを送るだけです(アプリの都合で都道府県は英語になりがちなのがたまに傷)
後は依頼が来た見積もりを見て、お客さんには設定した金額で「決済画面へのリンク」を送信できちゃうので、らくちんポンですよ
3. 請求書払い(掛け払い)への対応
B2Bなら「末締め翌月末払い」は必須ですよね。でも、普通にShopifyを作ると「クレジットカード払い」しか出てきません。ここも工夫次第です。
僕はよく 「カクレルペイ(HidePay)」 というアプリを使います。
これを使うと、特定の「タグ」を持っているお客さんにだけ、決済画面で「月次請求払い」という選択肢を表示させることができるんです。
例えば「請求書払いOK」というタグが付いている優良顧客には掛け払いを見せて、それ以外の人にはクレカ払いだけを見せる、といった出し分けが可能です。
ライバル企業や一般の人が勝手に安く買ったり、掛け払いを選んだりしないよう、承認制の会員登録にして入り口をしっかりガードすれば、セキュリティも万全ですよ。

クレカは出さずに請求書払いのみになってますよね?
タグ設定次第では逆の設定も出来て、クレカは出るけど請求書払いは出ない。と言うように会計を企業ごとに分けることが可能です。
Shopify Plusじゃないとダメだと思ってませんか?
ここ、今回の記事で一番伝えたいポイントです。 Shopifyの公式サイトを見ると「B2B機能はShopify Plus(月額2,000ドル〜の最上位プラン)限定!」って書いてあります。

ここ見るとBtoB on ShopifyでPLUSプランだけがBtoBのお店作れそうじゃないですか・・・
「え、月額30万円以上も払えないよ……」と絶望しないでください。
実は、アプリをうまく組み合わせれば、月額数千円〜数万円の通常プランでもB2Bサイトは十分作れます。 というか、弊社(Cave de Script)ではその方法で数多くのB2Bサイトを構築してきました。PLUSでBtoBのサイトを作った実績が残念ながらないぐらいの勢いでございます。
高すぎるシステムを入れる前に、まずは「自分たちが本当にやりたいこと」を整理してみるのが吉です。
ほとんどのケースはPLUS不要でBtoBを作れます
単なる受注システム以上のメリットが勝手についてくる
ここからがShopifyでB2Bサイトを作る本当の醍醐味です。
自社で1から専用システムを作ると、ただの「注文を受ける箱」になりがちですが、Shopifyなら最強の販売・分析ツールが 最初から、勝手に ついてきます。
ストア分析機能で攻めの営業ができる
Shopifyの管理画面には、標準でかなり強力な分析レポート機能が備わっています。
どの商品がよく見られているかはもちろん、「カゴ落ち(カートに入れたけど買わなかった)」のデータまで丸見えです。

上記のデータは実際にどれぐらいカゴに入れてて、注文まで進む率はどれぐらいか?を視覚化したものです。BtoBだとこういったデータをあまりとらないと思いますが、ECカートなのでこういうの分析できるんですよ。ライバル社の物を買ってるかもしれませんよー?その原因はどこにあるのか?を突き詰めやすいので、購入率を上げる策を練れたりもします。
他にもB2Bの場合、「あのお客さん、最近ログインしてるけど注文まで至ってないな」というのがデータで分かります。そうなれば、営業マンが「何かお困りですか?」と一本電話を入れるだけで、取りこぼしていた注文が拾えるようになる。 ただの受注マシンが、営業をサポートする強力な武器に変わるわけです。
楽するための「受注管理システム」で楽だけじゃなくて武器も手に入れられるのは素晴らしくないですか?
CRM(顧客管理)ツールでファン化を促進
Shopifyはもともと「どうやってリピーターを増やすか」を突き詰めているシステムなので、CRM機能もめちゃくちゃ優秀です。
顧客タグを使って「半年間注文がないお客さん」や「特定のカテゴリーをよく買うお客さん」をサッと抽出して、その人たちだけにターゲットを絞ったメールを送ることも簡単。
月1万通までは無料で使える「shopify Messeage」と言うメールアプリでも結構色々やりようありますし、もっと細かくやりたければ、shopifyと簡単に連携できる「Klaviyo」 などの強力なCRMアプリと連携すれば、ステップメールの自動配信も思いのまま。
「新商品の案内を送る」「季節の挨拶とともにクーポンを送る」といった、アナログだと面倒な顧客フォローが、デジタルの力で半自動化できちゃいます。
B2Bは作ってからが本当のスタート
ただ受注をデジタル化するだけじゃもったいない。
Shopifyを使うことで、今まで見えていなかった「お客さんの動き」をデータ化し、それを次の売上に繋げていく。
この攻めのサイクル が作れることこそが、専用システムにはないShopify最大の強みなんです。
まとめ:FAXを捨てて、明るい未来へ
「B2Bのデジタル化」って難しく聞こえますが、要は「お客さんが使い慣れているネットショップの仕組みを、卸売りに転用する」だけのことです。
- FAXの読み間違い、打ち間違いがなくなる。
- 電話対応で1日が終わることがなくなる。
- お客さんも、24時間いつでも好きな時に注文できる。
これ、導入した会社の事務員さんはみんな「神!」って言います(笑)。
もちろん、今使っている「基幹システム」との在庫連携はどうするの?とか、細かいハードルはあります。そこは僕らみたいな専門家の出番。システムの相性や、データ連携のやり方は、いくらでも相談に乗ります。
「うちの商売、Shopifyでいけるかな?」 と思ったら、ぜひお気軽にご相談ください。
FAXに追いかけられる日々、そろそろ卒業しましょう!
こちらの記事内容について、具体的な構築の相談や、自社に合ったアプリ選定でお悩みの方は、ぜひお問い合わせフォームよりご連絡ください!
